皆さんこんにちは。
landwishです。
今回はXYZprinting社製の家庭用3Dプリンター da vinti nanoの特徴をわかりやすくレビューしていきたいと思います!
購入動機
自分は同じシリーズの da vinti 2.0A Duoという機種を持っているのですが、3Dプリンター1台だと試作品や商品を製作するのに時間がかかってしまうので、もう一台購入することを検討していました。
da vinti 2.0A Duo は音が大きいので夜に動かすことができないため、普通の3Dプリンターより音量が小さいらしいnanoを購入。
あと値段が安かったという理由もあります!
特徴
コンパクトで場所をとらない
全体の大きさが27×33×35㎝なので3Dプリンターにしては凄く小さいので家に置きやすいです。
自分は工具入れの上に置いているのですが棚などの中に入れたいですね(笑)
プラモデル置いているから置けないです…(´;ω;`)
比較的軽いから移動しやすい
自分が持っている da vinti 2.0A Duoは20kg近くあるので2階の自室に運ぶのが大変でした。
しかし、nanoは小さくて、重量4.7kgなので簡単に持ち運びできました。最初持ったときは軽すぎて中身が入っているか心配になりました(笑)
それだけ軽いので持ち運びが簡単にできるのでとても便利です。
360°覆われているから埃が付かず、子供がいても安全に使用できる
da vintiシリーズは360°ケースに覆われています。なので、プリンターを放置していても埃が溜まりません。
あと、3Dプリンターのノズル部分は200℃近くあるので子供がいると危険ですが、360°覆われているので触ることはないと思います。
中華製の安いプリンターは基本的にノズルやプラットフォームがむき出しですので子供がいる方は特にnanoをオススメします。
スライスソフトが使いやすい
XYZprinting社が提供しているスライスソフトは「XYZwere」と「XYZprint」の2種類があります。
nanoが使えるのは「XYZprint」の方で、細かい設定をしなければとても簡単に扱うことができます。
パソコンを使い慣れている方は説明書見なくても動かせるかもしれません(笑)
小さい子にも使い方を教えれば使えるようになると思います!
安価で購入できる
メーカー希望価格は27800円で、Amazonだと約20000円です。Amazonで購入した方が断然お得ですね。
ちなみに自分はフリマアプリで15000円で販売されていた物を購入しました。ちょうど5%割引があり、LINE payで20%還元キャンペーン、付属していたWifiBOXを売ったら実質8500円で購入しました(笑)
中古品は初心者にはオススメしませんが、3Dプリンターを使ったことがある方だったら買ってもいいと思います。
でも、nanoは中古品でなくてもとても3Dプリンターとしてはとても安いので手を出しやすいと思います。
音が静か
個人的には一番のいいところだと思います!
普通のプリンターだと60㏈ぐらいあるのですが、nanoは40㏈ぐらいなのでとても静です。
(音量を計測する機器を持ってないので正確な数値ではありません)
一般的なプリンターだとモータの音が大きいのですが、nanoはモータの音よりファンの音の方が大きい感じです。
下の動画を参考にしてみてください。
普通のプリンターだと音量が大きくて夜動かすと迷惑になりますが、nanoは音が高くないので夜動かしても迷惑にならないと思います。
(自分の家は一軒家なので、マンションだと迷惑になるかもしれません…)
ノズルが温まるのが早い
3Dプリンターを使うためにはノズルという部品を温めなければなりません。
その部品を200°近くまで上昇させるのですが、時間がかかります。
実際に計測してみたところ
およそ
nano:1分40秒
2.0A Duo:4分40秒
という結果でした。
3分の差は大きいですね…
自分はしっかり動作するか確認してからプリンターから離れるため、温まる時間が短いと、とても助かります。
ワーク(造形サイズ)が小さい
nanoの造形サイズは120×120×120㎜です。
他の機種は基本150×150×150㎜以上あるので小さいものを作る目的なら全然いいと思いますが、大きいものを作りたい方は他の機種を選んだ方がいいと思います。
造形サイズが小さいと今後もう一台欲しくなると思うので、よく考えてプリンターを購入した方がいいと思います。
所持している2.0A Duoは200×150×200㎜なのですが、 300×300×300㎜のプリンターが欲しいです…
お金なくて買えないんですけどね(;一_一)
PLAしか使えない
一般的な家庭用3Dプリンターでよく使う材料は「ABS」と「PLA」というものです。
「ABS」はフィギュアなどに使われている柔らかい感じの樹脂です。
「PLA」は「ABS」より硬いイメージで、とうもろこしなどを原料にしているので環境にも優しい材料です。
nanoは「PLA」しか使えない仕様になっています。
ですが、基本「PLA」だけ使用できれば問題ないと思います。
「ABS」や「PLA」以外にもゴム素材で出来た「TPU」という材料もあるのでそれを使いたかったら別の機種を選んだ方がいいです。
非純正 フィラメントが使えない
これが一番のデメリットだと思います。
XYZprinting社の製品は純正品の材料しか使えないようにプログラムされています。
純正品は600gでおよそ3000円です。
社外フィラメントだと1kgで1500円程度で購入することができます。
絶対非純正品の方がいいですよね(笑)
純正品の方が凄く出来栄えがいいのですが、試作品やどうでもいいものを作るときには勿体ないです。
実は非純正品を使う方法があるのですが、それは別の記事で紹介します!
まとめ
参考になりましたでしょうか?
nanoは大手3Dプリンターの会社で一番安い機種だと思います。
造形サイズが小さいことや、非純正品のフィラメントが使えないデメリットがありますが、2万円で購入する価値はあると思います。
安全で、使いやすい設計になっているのでお子さんと一緒に使うのもありですね( ´∀` )
自分の目的や用途を考えて3Dプリンターを選んで頂ければと思います!
サブ機として検討している方はnanoを強くおすすめします!
長くなりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。